注意:このコーナーは『一夜怪談・本編』とはあんまり関係ありません。
第5回:みかんとりんごが恋をして
浅葱:「…………」
萩間:「? どうしたんですか、浅葱さん…何、黙りこくってんですか?」
浅葱:「…たまには萩間が進行しなよ。喋るのはあんまり好きじゃないんだ」
萩間:「はーい。じゃあ、ええと…何の話、したらいいですかね?」
浅葱:「好きなように」
萩間:「うーん……じゃ、オレから見た一夜怪談の見所をお話しますね!」
萩間:「浅葱さんのクールビューティーっぷりは、ほっといても目立つのでいいとしてー。
あとはやっぱみかりんですね」
萩間:「皆さん、ExtraStoryはもう見てくれましたか?
全エンドをコンプリートすると、トップメニューから選べるようになるよ。まだ見てない人はぜひ見てくださいね!」
萩間:「で、見た人は、やっぱ『みかりん』が気になったでしょ!」
萩間:「みかりんのテーマはうさんくささ。
たまに『これって本当にかわいいの?不気味じゃなくて?』っていうマスコット、いるじゃん?そういうイメージなんだ」
萩間:「この点に関しては、ほぼパーフェクトな出来だよねー。
かわいいんだか、かわいくないんだかよく分からないけど、とりあえず目が離せなくなるところがみかりんのいいところで……って、ちょっと、浅葱さん!いくら何でも休みすぎ!」
浅葱:「成り立ってるんだからいいじゃん。無駄な行動はしない主義なんだ」
萩間:「相づちくらいうってくださいよ!オレ、独り言みたいじゃないですか」
浅葱:「はいはい」
萩間:「みかりんの原案とキャッチフレーズはシナリオ担当者が考えました。『あなたと私を繋ぐ夢の味』ですねっ」
浅葱:「ふーん」
萩間:「デザインは迷わずリーダーにお願いしました。この微妙なキャラを描けるのはこの人しかいないと思って。
もともと彼の描く絵が妙なんですよ」
浅葱:「ふーん」
萩間:「リーダーのセンスはハイレベルで、最初に上がってきたみかりんは今よりもっと不気味でした…。なんて言うか…いやらしいっていうか。目が。
これでも担当者がいろいろ言って相当かわいくなってるんですよ」
浅葱:「ふーん」
萩間:「そしてデザインが決まり、最終的に上がってきた画像には左上に「お~いし~い~」の文字が。…このハイセンスさ、真似できない、と思ったそうです。
さすがリーダーですよねえ」
浅葱:「ふーん」
萩間:「ちゃんと聞いてください――!」
浅葱:「聞いてるじゃん」
萩間:「もっと興味を持って!」
浅葱:「ごめん、興味はないんだ…」
萩間:「もう!!ExtraStoryは浅葱さん視点なんですから!いわば主人公なのにいっ!」
浅葱:「僕がExtraでやったのはみかりんを食っただけだと思うけど」
萩間:「いい役所じゃないですか。幽霊出てこないし」
浅葱:「…そう言えばあの大量のお札、本当に野々宮にあげたの?」
萩間:「あげましたよ?ちゃんと野々宮んちに置いてきました」
浅葱:「…………。では、次回はそんな哀れな野々宮についてご紹介します」
萩間:「哀れってなんですか、哀れって」
第6回へ続く…。