一夜怪談コラム タイトル画像

注意:このコーナーは『一夜怪談・本編』とはあんまり関係ありません。

最終回:ゴール地点にて、思う
萩間:「そんなわけで、お名残惜しいですが、このコラムは今回で最終回ですー」

浅葱:「名残惜しいかな…『いつまでやってんだ!』って思ってる人のほうが多いんじゃない?」

萩間:「そう言われましても…コラムは急に終われないんですよ」

浅葱:「まあ、なんとか終わりを迎えたなら上々かな」

萩間:「はい、上々ですよー。終わりよければ全てよし!」

浅葱:「あ、そうだ。それで、キツネは?」

萩間:「はい?キツネって?」

浅葱:「アプリの冒頭で話してただろう。キツネの話」

萩間:「あーはいはい」

浅葱:「まだ、その話、覚えてるの?」

萩間:「当たり前じゃないですか。忘れると危険なんですよ!」

浅葱:「じゃ、それを語ってこのコラムを終わりにしようか。
気になってた人も多いみたいだしね」


萩間:「えー…でも…」

浅葱:「何。覚えてるんだろ」

萩間:「覚えてますよ、ばっちり。…浅葱さん、覚悟はいいんですか?」

浅葱:「何の」

萩間:「だって聞いたら、永遠に忘れちゃダメなんですよ?忘れたら来ちゃいますよ!?」

浅葱:「…それさ。ずっと思ってたんだけど。天災は忘れた頃にやってくるって言うよね」

萩間:「正しくは、天災とキツネは、です」

浅葱:「いや、でも、天災は忘れてなくても、くるときにはくるだろ?
…キツネも忘れてなくても、くるときにはくるんじゃない?」


萩間:「浅葱さん!!」

浅葱:「な、何?」

萩間:「いけません。そんなふうに言い伝えをばかにしてはいけません」

浅葱:「いや、言い伝えじゃ。ただのオマエの思いこみ…」

萩間:「迷信と思われるものにも、真実が存在するんです!
と、誰かがなんかの本で言ってた気がします!」


浅葱:「また、とてつもなく曖昧な…」

萩間:「とにかく、いいんですね?じゃ、次回はオマケで、そのお話をお届けします!
オレらの出番はここまでー。お疲れさまでした!
おつきあいくださった皆さん、どうもありがとうございました!」


浅葱:「…しかし、振り返ってみると…」

萩間:「はい?」

浅葱:「8割方、無駄話をしてた気がするなァ」

萩間:「ラストでため息をつかない!」