迷ヒ家ノ鬼 タイトル画像

注意:このコーナーは『迷ヒ家ノ鬼・本編』とはあんまり関係ありません。

第2回:刺激をください
遠島:
「そうは言ってもなあ」

香住:
「うん?」

遠島:
「別に語ることなんてないんだけどな?」

「今回は(わりと)順調に進んだだろ?」

香住:
「順調の基準にもよるけどな」

遠島:
「でも、大事件とかなかったし」

香住:
「短編だったからな」

「アリスや7thに比べれば開発期間が短いし、そうそう事件も起きねーよ」

遠島:
「…つまんない」

香住:
「つまんなくていいんだよ。つまらない=平穏=順調なんだから」

遠島:
「でも、コラムで暴露することが何もないじゃないか」

香住:
「それはそうなんだけどさ」

遠島:
「…………」

「…遅くないんじゃないか?」

香住:
「? 何が?」

遠島:
「事件は、今からでも遅くないんじゃないか」

香住:
「え…」

遠島:
「だって、マスターアップまで、まだ24日あるし」
(※第一回目から5日くらい経過。未だマスターアップ前)

「よし、香住!私に任せろ!!何か事件を起こ――」

香住:
「待て待て待て!!」

遠島:
「なんで止める!?」

香住:
「止めるわ、そりゃ!!」

「あと24日あるって…24日しかねーんだぞ!?」

「営業日でカウントしたらもっと少ないんだぞ!?」

「こんな時期に事件なんて起きたらっ…!」

遠島:
「盛り上がるよな!?」

香住:
「盛り上がりなんているかァー!!」

「事件なんて要らねんだよ!!」

「事件ならある種、今、起きてんだよ!」

「ほんとは今、コラムとかやってる場合じゃねーんだよ!」

「何やってんだよ!ほんとに大丈夫なのかよ!!」

「頼むから早くしてくれーーーー!!」

遠島:
「…………」

「(なんか、今日の香住は生き生きしてるなあ)」