オズの国の歩き方コラム タイトル画像

注意:このコーナーは『オズの国の歩き方・本編』とはあんまり関係ありません。

第8回:ビューティフルネーム
レオン:
「…で、とある事情ってなんなのだ?」

ドロシー:
「ん?」

レオン:
「前回、とある事情により、ドロシーの呼び名をいろいろ試したと言っておっただろう」

ドロシー:
「ああ、その話ね。…あんまり言いたくないんだけどなー、お客様から要望がきちゃいそうだし…」

レオン:
「大丈夫だ! もし、お客様とやらが要望を出してきたら、余がそいつのノドブエを噛み切ってやる!」

ドロシー:
「…どこが大丈夫なのよ。全然大丈夫じゃないわよ! 気軽にご意見メールを出したらノドブエ噛み切られるって、そんな恐ろしいサポートあってたまるか!」

レオン:
「よいから話すのだ!」

ドロシー:
「んー…実は、序盤、オズの国の歩き方は、メインキャラの名前を好きにつけることができる予定だったの」

ジャック:
「さようでございましたか?」

ドロシー:
「その証拠に…ほら! 3人とも名前が決まるあたりで、不自然に『名前どうする?』っていう会話が入ってる!」

オズ:
「…おおー、確かに! そう思って読み返すと不自然だ!」

ドロシー:
「ここ、実は<名前をつける><そのままにする(デフォルトの名前にする)>という選択肢があったのよ。現在残っているのは、デフォルトでいくルートなのね」

クロウ:
「僕、クロウじゃなかったかもしれないってコト?」

ドロシー:
「そうよ」

クロウ:
「わアー、どんな名前だったのかナー!」

レオン:
「なんで、そのシステムは消えたのだ! かねがね、余にはもっとゴージャスで強そうな名前がよいと思っていたのだ! ゲオルギウス8世とか!」 

オズ:
「なんで8世?」

ドロシー:
「だから言ったでしょ、ボリュームが増えて“もう、それどころじゃない”だったんだって。ジャックにいろいろ呼ばせてたのは、任意入力になったらどんな感じになるかなーと思ってちょっと遊んでたみたい」

クロウ:
「そこでうっかり『お嬢様』って呼ばせちゃったんだネ」

ドロシー:
「…敬語だったから…なんか、つい、出来心で…」

ジャック:
「しかし、それを聞いた今では、皆様がどのような名前をつけてくださったのか、知りたかったような気がいたしますね」

ドロシー:
「そうねー、結果的に後悔はないけど、こんなチャンスは滅多にないから、少し惜しいなあと思うところよねー。でも、実は名前の後悔はほかのところにあるのよね…」

レオン:
「ん?」

ドロシー:
「…任意入力になる予定だったから…どうせ変えられるものと思ってテキトーに名前つけたら、その名前が確定しちゃった…」

レオン:
「!?」

ジャック:
「…………」

オズ:
「ま、言われてみりゃ、ネーミングがベタベタだよな。特にクロウとレオンは」

クロウ:
「開発裏話ーって感じだネー!」